スパイスの王様、黒コショウです。
コショウの木から取れた未熟な実を乾燥させたもので、爽やかな香りと強い辛味があり、特に牛肉との相性が抜群です。
肉類の下味付けや、料理の仕上げにふりかけるなど、用途は多様です。
コショウは、強力な殺菌・抗菌作用が知られていて、冷蔵技術が未発達だった中世ヨーロッパでは料理に欠かせないものでした。さらに大航海時代には、食料を長期保存するためのものとして極めて珍重されました。
日本には中国、胡を経て伝来したので、「胡のスパイス」という意味の「胡椒」と名付けられました。
トウガラシが伝来する以前には辛味の調味料として現在よりも多用されていて、うどんの薬味としても用いられていました。
(原産国:スリランカ)